ネットフリックスで配信中の韓国ドラマ「無人島のディーバ」、全12話を完走しましたのでネタバレありの感想です。ウヨンウ弁護士が大ヒットしたパク・ウンビンの出演作ということで注目しておりました。面白かった。でも最高じゃあなかった。
無人島のディーバ1,2話のネタバレあり感想はこちら
無人島のディーバ 全12話 評価 レビュー
途中までめちゃ面白かった。でも後半歌手になってからの話が雑すぎません?
ここが良かった 無人島のディーバ ネタバレあり感想
ここが良かった 無人島のディーバ ありそうでなかったストーリー
無人島に遭難して、15年?過ごし、その後夢だった歌手になるために奮闘する
しかも遭難前には父親にDV受けていて、助けてくれたのは同じくDVを受けていた同級生男子/初恋の相手
無人島から救われるのも早かったし、憧れだった歌手に会え、口パク裏方歌手として才覚を現すところまで
流れるように進んだ
しかも初恋の相手っぽいやつに無人島で助けられ、しかもそいつは記憶喪失?
DVやらかした男の子の父親は未だに男の子を探してる?
超面白いやん!
これぞ韓国ドラマ、ストーリーの幕の内弁当や!
ということで毎エピソード、わくわくして感動もさせてくれた。
泣かせるセリフもあったし
パク・ウンビンとキム・ヒョジンの絡みは可愛かったし、歌も素敵だった。
他人だったけど、今は完璧な家族になったギホの家族とモクハの関係にもうるうるした。
このドラマのテーマは「家族」だったんですね。ディーバってタイトルで言ってるから「歌手」とか「歌の力」みたいなのがテーマになるのかと思っていましたが
観始めたら家族の形がテーマなのだと気づく
血が繋がっていても、自分を愛していない父親
血が繋がっていなくても、家族になれる関係
ギホ、モクハの実父。ギホの嘘父、モクハにとって姉のような存在だったランジュ。
アルツハイマーを患うランジュの母、ランジュの元夫てきな事務所の社長など
いろんな家族の形が見えました。
周りが考えている以上に「他人」は自分にとってかけがえのない存在になりえるし、「身内」がそうではないってこともあるんだと。
ここが良かった 無人島のディーバ K-POPの要素を取り入れている
韓国芸能界ものっていうのは鉄板ジャンルの一つではありますが、久しく観ていなかったように思います。
ちょっと設定が古臭い気がしなくもなかったですが、華やかな芸能界を舞台にしている作品はいつだってテンションがあがりますよね。
売れなくなった歌手が再起をかけて挑む歌番組とか、それだけでドラマになりそうです。
売れなくなった歌手がマネージャーになったり、誰にも使われないボツ曲のライブラリがあったり
風船で応援したりと、小ネタが面白かったです
ここがダメだよ 無人島のディーバ ネタバレあり感想
ここがダメだよ 無人島のディーバ ネタバレあり感想 モクハ、もうちょっと修行しよう
島出でいきなり、ランジュの影武者するって展開でしたが
いうてボイトレとかダンスとか習うシーンがあってほしかったな。才能と無人島で過ごしたっていう奇抜なエピソードだけではなく
モクハが死ぬほど努力家っていう描写があってよかったんじゃないでしょうか
競争の厳しい韓国芸能界でなんとか平常心を保ちながらヒット出してる、ライバルのウン・モレのほうが好感が持てました。
モクハって何か努力したか?歌詞かけるとかは才能で、もっと島戻ってからの努力が観たかったし
その過程で島で一人で過ごしてきたやり方じゃあ、現代社会はうまく行かないんだとか、韓国芸能界の掟みたいなのを学ぶみたいなのがあったらもっと面白かったんじゃないだろうか
ギホの父親のインパクトが強すぎて、モクハの成長がすっ飛ばされたのは残念でならない
ラストもランキングを上昇していき、(おそらく1位になって)デカいホールで歌うというシーンでしたけど
端折りすぎだし、モクハのビジュ、もうちょい段階作って改善してくべきでしたよね。。。
最終形(ストレートサラサラヘア)はラストシーンで見せてくれましたけど、うねうねソバージュの髪じゃなくなったくらいしか目立った違いがなく
ほとんど垢抜けないまま終わった感がある
歌モノ、家族愛、パク・ウンビン好きならおすすめです